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2021年10月4日(月)
「熊井啓監督特集」10月「日本の黒い夏-冤罪-」「日本列島」放送
映画監督・熊井啓の生誕90周年にあたる2020年にコロナ禍で順延された「熊井啓監督生誕90周年企画」が2021年に実施されます。
チャンネルNECOでは、熊井監督の手がけた社会派映画を特集放送致します。
映画祭や関連書籍の発売と併せて、ぜひこの機会に熊井啓監督の多彩な作品群をお楽しみください。
チャンネルNECO放送作品
『帝銀事件・死刑囚』以来、冤罪というテーマを追及してきた熊井啓監督が、長野県松本市で起きた“松本サリン事件”に迫った力作。
高校生がテレビ局に取材するという回想形式で、罪のない被害者を冤罪に陥れ迫害していく警察、マスコミ、市民の姿を浮き彫りにする。1994年6月27日夜。長野県松本市で“松本サリン事件”が発生。翌日警察は事件の第一通報者で、被害者でもある神部俊夫の自宅を家宅捜査。マスコミ各社は色めき立って一斉に報道を始める…。
【放送日時】10月12日(火)07:50~
10月18日(月)21:00~
熊井啓監督が米軍占領下の日本で起きた怪事件の真相に迫り、キネマ旬報ベスト・テン3位に選ばれた問題作。
かつて米兵に妻を殺されながら事故死として扱われた秋山は、ある軍人の水死の謎を追う特命を受ける。だが事件を追ってニセ札事件とスパイ機関の暗躍を突き止めた矢先、秋山自身も何者かに殺されてしまう。
【放送日時】10月14日(木)07:50~
10月26日(火)06:00~
<熊井啓監督生誕90周年企画>
◆熊井啓映画祭2021【新文芸坐(東京・池袋)10/12~19開催】
10/16、俳優・奥田瑛二さんトークショー決定
上映作品はコチラ
◆書籍『フィルムメーカーズ㉓ 熊井啓』2021年刊行予定
「責任編集」に奥田瑛二さんが就任
◆熊井明子講演会・熊井啓上映会【10/24、安曇野市・熊井啓記念館】
上映作品『日本列島』(1965年)
<熊井啓監督プロフィール>
1930年生まれ。1964年『帝銀事件 死刑囚』で監督デビュー。1972年三浦哲郎原作の芥川賞受賞作『忍ぶ川』でキネマ旬報1位など絶賛を浴びる。1974年「からゆきさん」を題材にした『サンダカン八番娼館 望郷』でベルリン国際映画祭銀熊賞(女優賞)。1986年米軍捕虜生体解剖事件を描く『海と毒薬』で再びベルリン国際映画祭銀熊賞 (審査員グランプリ)。1989年『千利休 本覚坊遺文』でヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど世界が注目する巨匠として日本映画界をリードした。2007年クモ膜下出血のため死去。76歳没。